当院では、動脈硬化(血管の老化現象)を
評価するための検査を行っています。
- 動脈硬化は、一つの原因で起こるのではなく、様々な原因が複雑に関係して進んでしまいます。
- 糖尿病、高血圧症、脂質異常症、メタボリックシンドロームなどの状態、
今までにかかった病気の内容、生活習慣などをふまえて、必要に応じて
各動脈硬化の検査を行い、血管の病気の予防に適切な治療内容を検討します。
1. 頸動脈エコー検査
エコー検査では脳に血液を送る重要な血管である頸動脈の観察が可能です。
▲コレステロールなどがたまって狭くなった血管
頸動脈エコー検査でわかること
- 動脈の壁のプラーク
(余分な脂肪分がたまってふくらんだところ)の有無 - 動脈が詰まっていないか
- 血液がちゃんと流れているか
- 脳梗塞などの血管の病気の危険性の程度
その他のエコー検査
- ① 心エコー検査:心臓の形・大きさや動きを観察し心臓の異常を調べます。
- ② 腹部血管エコー検査:お腹の動脈に血管のコブ(動脈瘤)や狭いところができていないか調べます。
- ③ 腹部エコー検査:肝臓、胆嚢、腎臓、膵臓などの腹部臓器の観察も行っています。
2. PWV検査
動脈のかたさを調べる検査です。動脈がかたくなり、しなやかさがなくなると脳卒中や心臓病などの病気が起きる危険性が高まります。
こんな方にもおすすめです
- 血管の病気に不安がある
- 血管年齢を知りたい
PWV検査でわかること
- 動脈の硬さ
- 腕や足の動脈が詰まっていないか
- 血管年齢