糖尿病とがん
糖尿病によって,さまざまな臓器のがんの危険性が高くなってしまうとの報告があります.
糖尿病では,インスリンの働きが悪くなるインスリン抵抗性や
身体の中のインスリンの濃度が高くなっていることがあります.
この状態になると,がんが起こりやすくなると考えられています.
また,血糖値が高いと,細胞の遺伝子に傷がつきやすくなり発がんにつながったり,
がん細胞の増殖や転移を起こしやすくすると言われています.
理屈ではこのように考えられていますが,
実際のところはまだよく分かっていない点も多く残されています.
糖尿病とがんは,ともに生活習慣の影響を大きく受けて,その危険性が高まります.
その中でも,糖尿病とがんに共通して影響するものとして,
肥満,食習慣,運動不足,喫煙,飲酒などがあります.
仕方のないことですが,加齢,性別,遺伝子も共通して影響する大きな要因です.
糖尿病があるとがんの危険性が高くなってしまうという報告は,
これら共通する部分を統計学的に調整しても,
糖尿病によってがんの危険性が高くなると述べています.
しかし,実際はこれらの共通する部分が十分に調整できていない可能性もあります.
そのため,糖尿病があるとがんの危険性が高くなるのではなくて
糖尿病とがんには共通するバックグラウンドがあるだけかもしれません.
糖尿病が原因でも,共通するバックグラウンドのせいだとしても
どちらにしても,生活習慣を見直すことは,
糖尿病の病状の改善とともに,がんの危険性を下げることにつながります.
はしっこで個人的趣味をこそこそつぶやくコーナー
年末になって,
Bruno Marsさん,John Legendさん,Princeさん,
Weekndさんも,ヒットした前のアルバムはまだトップ10ぐらいにいますが新譜がでてきております.
すいません.まだ,ほとんど聴いてません.