HbA1cについて.その②
一定期間の血糖値の平均を調べる方法はいくつかありますが,
HbA1cは,最も広く利用されています.
血糖の状態の正常範囲は,
HbA1cが4.6~6.2%とされていますが,
6.2%付近には,いわゆる糖尿病の予備群,実際に糖尿病の人も含まれています.
血糖値とHbA1cの値に差が出てしまう人もいますので
(血糖値はすごく高いのに,HbA1cは低くなる場合や,
その逆に血糖値は問題ないのにHbA1cが高くでてしまう場合もある),
HbA1cのみでは判断できませんが,HbA1cは6.5%以上が糖尿病の目安になります.
7%を超えると,失明や視力障害の原因になる眼の障害や
透析をしなければならなくなることもある腎臓の障害などの
合併症が起きる危険性が高くなってしまいます.
その③に続きます.